三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2011年2月13日放送

関宿の歴史や文化、建物を網羅した『関宿かるた』を制作!
かるたで遊びながら、楽しく関宿の良さを再発見します!

亀山市関宿。
かつて交通の要衝として栄えた古い町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
この関宿を舞台に、かるたを作り上げたゲンキさんがいます。

『NPO法人 東海道関宿保存会』のみなさん。
もともとは、およそ30年前に、重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けるにあたり、町並みの保存活動をはじめた地域住民のグループ。
平成20年より、町並みだけでなく「関宿全体」の保存に取り組んでいます。
現在の会員は48人。主な活動は、毎月1回の例会と、年4回、保存会の会員または外から講師を呼んで公開講座を行っています。

そんな東海道関宿保存会のみなさんが、地域の子どもたちに、そして観光で訪れた人に、もっと関宿のことを知ってもらうために作ったのが、この『関宿かるた』。
読み札の句は、保存会のメンバーが頭をひねり、取り札の絵は地元のイラストレーターが担当。
楽しく遊びながら地域の歴史や文化が学べるようになっています。

近隣の関小学校の子どもたちに『関宿かるた』を紹介。
遊びつつ、いつのまにか自分たちの住んでいる町について、学んでもらえます。

また、実際、カルタに描かれた町並みを散策。
そこかしこに、カルタで見た通りの光景を見ることができます。

「せきのやま、語源になった、関の山」

関の山車(だし)はとても贅沢なつくりで、これ以上のものは作ることができない・・・というところから、「精一杯」のことを『関の山』と言うようになったのだとか。



どの札にも、関宿の文化や歴史にまつわる建物や特徴が描かれていて、実物を見ると納得できます。

観光のお客さんには、このかるたを見ることで、町歩きがもっと楽しく。
地域の子供たちには、自分たちの町の歴史と文化をに愛着を持ち、受け継いでいって欲しい・・・。

それが、この『関宿かるた』に託された思いであり、東海道関宿保存会の人たちの願いです。